向日葵せい体院コラム
生牡蠣の食中毒の原因と予防について

向日葵せい体院 院長ブログ
2012年4月19日より院長・趣味ブログとは別のコラムを、このページより始めましたこれまでのブログとは違い院長の想いや取り組みなどを不定期にですが書いていこうと想いますので宜しくお願いします
2015年12月10日
生牡蠣の食中毒の原因と予防について
こんにちは!
向日葵せい体院 院長の濁川豪紀です。
私は5年前の年の瀬、友人達と忘年会を行ったのですが
その2日後の昼過ぎから4日間ほど
1人で苦しい正月を過ごしました。
(家族は宮崎に帰省していた為、一人でした)
年が明け10日ほど過ぎた頃、
その時の友人訪ねてきた時に
「俺も年末年始大変だった。」という話しから
提供された生牡蠣にあたった事に気づいた訳です
私たち3人の症状はほぼ共通で
熱が出て身体がだるく
胃は燃えてるんじゃないかと思うほど痛み(何といっていいか未だに分からないほどでした)
そして私だけの症状としては
右の腰近く(肝臓の裏)なども張りが強く表れ重苦しかったです。
正直、今思い出しても最悪です。
また、この食中毒後
ビールなどの酒類は中ジョッキ1杯以上飲めない身体になってしまいました。
(其れ以上飲むと肝臓の裏が重苦しくなって息苦しくなって大変なので、、)
もう二度と経験したくないものでしたので
其れを踏まえて生牡蠣を”美味しく”食してもらうためのブログを
冬が近づき忘年会などが多くなるこの時期に書く事にしました。
生牡蠣のことから食中毒対策までを
簡単にですが調べてみましたので
参考にして貰えれば嬉しです。
■牡蠣の食中毒の原因
日本では小型球状ウイルス群SRSV(Small Round Structured Virus)とも呼ばれている
ウィルスが”小腸で増殖する感染性胃腸炎”を「牡蠣の食中毒」と言っています。
潜伏時間は24〜48時間
「腹痛」「吐き気」「おう吐」「下痢」「発熱-38℃以下-」といったものが主症状です。
通常3日以内で回復します(私は完治するのに4日掛かりましたが、、、) し
発症しても風邪の様な症状ですむ人もいます。
体調の良くない人、過労の人や乳幼児では数百個程度のウイルスを摂取することで発症します。
SRSV類は冬期(11月〜3月)に多く発生しウイルスが牡蠣などの中腸腺に蓄積されています。
牡蠣は海中においてエラで呼吸するのですが
その時プランクトンと一緒にSRSVを吸い込み
中腸腺に運び込んでSRSVを蓄積すると考えられています。
SRSVは牡蠣の中では増えません。
つまり牡蠣によるSRSV食中毒防止には牡蠣の鮮度は関係ありません。
その”牡蠣がSRSVを持っているかどうか”なのです。
どこで採れた牡蠣か、採れた時期が重要になります。
生食は、とてもリスクを伴う食べ方なのです。
因みに【広島県】では、これに関する条例があり、生食可能な指定海域が決められているのです。
塩分濃度の濃さ、雑菌や大腸菌の低さ(大腸菌群70以下/100mlの海域)等
生食用の厳しい審査基準を無条件でクリアした広島県の指定海域を清浄海域と呼ばれています。
※上記にも書いてありますが"牡蠣の鮮度は食中毒に関係ない"と云うところは調べた当時かなりビックリしました!?
牡蠣の取れた場所の塩分濃度の濃さや雑菌・大腸菌の多さなどが
大きく関係しているそうですのでその部分は気をつけたいところですね
(SRSVは牡蠣の中では増えないというのもビックリですね)
、、、ていうか「どこの生牡蠣提供してるんだ!」とキツク問いただしたいと強く思いました(怒)
■SRSV(ノロウイルス)の主な種類ですが主に4つ
・ノーウォークウイルス
・VA387(ロードスデイル類似株)
・GrV(ロードスデイル類似株)
・メキシコウイルス(MOH)
■牡蠣にあたる人あたらない人
ノロウイルスには何種類か存在するのですが一般的にノロウイルスの中の”ノーウォークウイルス(NV/68)”のことをさして言います。
この”ノーウォークウイルス(NV/68)”に限っては血液型B型の人には感染しないのです。
なぜなら、レセプターと言われるウイルスがくっつくための結合部位があるのですが、
それがノーウォークウイルス用のレセプターがB型の人にはありません。
しかし他のノロウイルスには感染してしまいますので
他の血液型の方よりはあたりにくいといえるでしょう。
■SRSV(ノロウイルス)に対する免疫
一般にウイルスに感染すると、生体の防御反応として免疫が働きウイルスを排除するための抗体が作られます。
感染したウイルスはその抗体などの働きにより生体から排除され、病気が治ります。
その「あるウイルスに感染した」という記憶は、病気が治っても免疫細胞の中に維持され、再び同じ病原体が感染した場合、速やかに免疫が働き、ウイルスがすばやく排除されるため、症状が軽くすんだり、無症状のまま経過します。
ノロウイルス感染においても同じように考えられます。
ノロウイルスはカキ等の食品を介して感染する一方、特に小児を中心に冬季に感染性胃腸炎として患者の便や吐物などを介してヒトからヒトに感染を起こします。
すなわち、私たちの多くは子供の時、幾つかのタイプのノロウイルスの感染を受けており、大人になる頃にはほぼ100%の人がどれかのノロウイルスに対する免疫を持っています。
そのため牡蠣の喫食により体に免疫のあるノロウイルスが新たに感染しても症状が出ないか軽症で経過する可能性があることになります。
※一度経験しておくと次回からはあたり難いみたいですが
自分は外出先では二度と牡蠣は生では食さないと決めています!
あんな辛い経験は一度だけで沢山です。
■牡蠣の食中毒の予防
○牡蠣を生食で食べないこと。
どうしても生で食べる方は、それなりのリスクの覚悟が必要
○中心温度85℃で1分以上加熱して食べること。
外側は60度では30分以上でも不十分というデータもあるので100度で十分に加熱して食べることをおすすめします。
○清浄海域または条件付指定海域で育成されたことを店が明記している牡蠣を買ってたべること
○安易に”生食をすすめている牡蠣”を買って食べないこと。余ってるから食べてとすすめて来るお店での飲食も気をつけるべきです。
○団体向けなどのコース料理には生牡蠣を控えること
○感染者の便、おう吐物には触れない。接触した場合は十分な洗浄と消毒を行うこと
(二次感染を防ぐため)
と以上が【生牡蠣の食中毒】についてです
ぜひ参考にして下さい!
※向日葵せい体院は厚木市妻田西にある肩こり解消整体です。
小田急線本厚木駅よりバスで「中村入口」下車徒歩3分。
お仕事帰りや買い物のついでに心と体のリフレッシュにご利用ください。
>>次回は【YouTubeを見た!で10%引き!(新規のみ)】厚木の癒し整体 スライドCM動画紹介
【向日葵せい体院】スマホサイト
http://himawariseitai.okoshi-yasu.com/
【向日葵せい体院】トップページ
http://himawariseitaiin.ongaeshi.biz/index.html
【向日葵せい体院】公式ツイッター @himawari0402
→https://twitter.com/himawari0402
【向日葵せい体院】院長ツイッター @nigo666
→https://twitter.com/nigo666
住所:厚木市妻田西1−30−1−203
TEL:046-221-5558